2023/02/12

保育士専門学校は、厚生労働大臣のに指定保育士養成施設である指定校と、指定を受けた短大のカリキュラムを併修する必要がある併修校に分かれています。このうち、併修校は厚生労働大臣の指定がないので、指定を受けた短大の通信課程も同時に入学、卒業しないと資格が取れません。指定校の場合は、入学して卒業と同時に保育士証や幼稚園教諭2種免許状がもらえます。一方、併修校は入学して通信教育や指定先の併修校を受講して通信教育を修了、併修校の単位修了をすると保育士証や幼稚園教諭2種免許状が与えられます。
短大の通信課程のスクーリングを受講する必要がありますし、短大も卒業できないと資格がもらえません。通信課程を受ける際の学費も専門学校の学費と別に徴収されるなど支払い方法が異なります。専門学校の学費は指定校だと2年制で200万円前後、併修校で250万円前後かかります。3年制のところは350万円程度のところが多いです。
夜間課程だと指定校で200万円、併修校で300万円と若干高いです。どのタイミングで費用が必要になるかは学校によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。ここまで見ると併修校にはメリットがなさそうですが、卒業と同時に短大卒と同等の扱いになる点はメリットです。まずは指定校か併修校か、どちらが自分のイメージしている学び方にあっているかを決めておくといいでしょう。
オープンキャンパスや体験授業などに参加できる学校もあるので、これも活用して選ぶようにしましょう。